YAMAHA YZF-R1で全日本ロードレース選手権(JRR)に参戦中のRS NAKATOMIへ、WRSウインドスクリーンとSprint Filterのサポートが新たにスタートしました。世界選手権で培われた空力性能と吸気性能が、全日本のトップカテゴリーで戦うRS NAKATOMIのYZF-R1を支えます!
■ WRS、Sprint Filterが続々と全日本ロードレースへ
皆様こんにちは、iMotorcycle Japanです。
2025年シーズンの全日本ロードレース選手権(JRR)において、弊社は「WRS(ダブリューアールエス)」
「Sprint Filter(スプリントフィルター)」「SC-Project(エスシープロジェクト)」といった世界のレースで活躍中のイタリア製パーツのサポートを積極的に展開しています。
そして、シーズン後半から新たに「RS NAKATOMI」へのサポートを開始いたしました。

MotoGPやWSBKで磨かれた高性能ウインドスクリーンのWRS、そして高効率エアフィルターのSprint Filterが、空力・吸気の両面で同チームの戦闘力を高めています。
■ YZF-R1で全日本ロードレースに参戦中 - RS NAKATOMI
RS NAKATOMIは福岡県を拠点とするプライベートチームで、#23 中冨伸一選手がJSB1000クラス、#35 古山颯太選手がST1000クラスに参戦中。YAMAHA YZF-R1をライディングしています。


2025年シーズン後半より正式にサポートがスタートし、世界選手権で実証された空力・吸気技術が、国内トップカテゴリーを戦う両ライダーの走りを支えています。
■ YZF-R1 (’20–’25年式) 用 WRSウインドスクリーン
風洞解析に基づいて設計された専用形状により、フロントまわりの空気の流れを最適化するWRS「レースハイタイプ」ウインドスクリーン(2020年~2025年式YZF-R1 / R1M に適合)。
空気抵抗を低減しながら有効なダウンフォースを発生させ、ライダーを包み込むような整流効果を発揮します。

スクリーンに貼られた「WRS」ステッカーが、MotoGPやWSBKマシンを彷彿とさせます。
高い透明度の2 mm厚プレキシグラス(アクリル樹脂)を採用したWRSは、抜群の視界と歪みの少なさで、長いレースディスタンスにおいても、ライダーの集中を高めてくれます。

▲ WRS - ウインドスクリーン (クリア) YZF-R1 / M 20-25年
さらに、
- 柔軟性に優れ、転倒などの衝撃にも高い耐性を発揮
- バイク本来のラインを崩さない美しいデザイン性
- 純正ウインドスクリーン同様、ボルトオンで簡単に交換可能
といった特徴を備えています。

▲ WRS - ウインドスクリーン (スモーク) YZF-R1 / M 20-25年
時速300 km/h近い速度域では、空気は「壁」となります。その“空気の壁”をいかにコントロールするかが、千分の1秒を争うレースでは極めて重要。WRSは、しのぎを削る各レースの中で鍛え上げられた本物のプロダクトです。

▲ WRS - ウインドスクリーン (ダークスモーク) YZF-R1 / M 20-25年
そして、レース経験に裏付けられた性能は、公道走行においても高く評価されています。
■ YZF-R1 (’15–’25年式) 用 Sprint Filter
WRSと並びRS NAKATOMIが採用したもう一つのアイテムが、Sprint Filterの「P08F1-85」タイプ。世界選手権でも広く使用されている、レーシングスペックの超ハイフロー乾式エアフィルターです。

ノーズ部の吸気ダクト付近に貼られたSprint Filterのデカールは、世界選手権参戦マシンでもよく見られる光景です。

Sprint Filterの最大の特徴は、極薄ポリエステル繊維による独自のスクリーン構造。フィルター越しの様子が透けて見えるほどの薄さが、高い吸気効率と確実な異物濾過性能を両立し、エンジン性能を最大限に引き出します。

一般的なエアフィルターのように塗布された油分で異物を吸着させる手法を採らず、網目そのもので異物を遮断します。緻密で均一な網目構造をもつSprint Filterだからこそ実現できる優位性です。

▲ Sprint Filter - P08F1-85 YZF-R1 / M 15-25年
油分を使用しないため、清掃はエアブローのみで完了。油分の洗浄・再塗布の手間を省けるメンテナンスのしやすさも、レース現場で支持される理由です。
- 吸気効率:15,000 L/㎡/s 以上
- 異物濾過性能:ミクロン単位で均一化
- 防水性・耐久性も兼備
レーシングスペックでありながら、ECUのリマッピングを必須とせず、交換するだけでエンジン性能を向上させることができますので、ストリートでの使用も可能です。

▲ Sprint Filter - P08 YZF-R1 / M 15-25年
さらに、吸気と濾過性能をよりストリート向けにバランスさせた「P08」タイプもラインナップし、幅広いお客様のニーズにもお応えしています。
■ 世界基準のイタリアの技術を2026年も日本のレースシーンへ
全日本ロードレース選手権の2025年シーズンは第7戦・鈴鹿をもって閉幕しました。

iMotorcycle Japanでは、全日本ロードレース選手権をはじめ鈴鹿8時間耐久レースなど、国内最高峰のレースに参戦する有力チームからプライベーターに至るまで、幅広くサポートをしてきました。
その中の一つであるRS NAKATOMIとそのライダーの挑戦、そして彼らを支えるイタリアンブランド「WRS」
「Sprint Filter」のパフォーマンスに、2026年シーズンも引き続きご注目ください。
来年シーズンも、iMotorcycle Japanは様々なチームへのサポートを継続してまいります!

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