ユーロ5+マフラー交換時の必須アイテム!SC-Project ECRデバイス

ユーロ5+マフラー交換時の必須アイテム!SC-Project ECRデバイス

年々厳しさを増すオートバイの排出ガス規制。最新のユーロ5+ (Euro5+) では、マフラー内の触媒劣化監視が義務化され、マフラー交換時に対応が必須となりました。その課題に対し、SC-Projectが開発したECRデバイスが解決策をご提供します!

■ カスタマイズの定番、マフラー交換とユーロ5+規制への対応

皆様こんにちは、iMotorcycle Japanです。

オートバイカスタムの定番といえば、やはりマフラーの交換ですよね。

排気効率アップによるパワーの改善や軽量化による運動性能の向上に加え、迫力あるサウンドやデザイン性も楽しめるカスタムとして、多くのライダーに支持されています。

SC-Project TMAX Euro5+

TMAX 560 '25 SC1-Rフルエキゾースト(カーボン)

弊社が取り扱うSC-Projectは、MotoGPやWSBKといった世界選手権の現場で磨かれたノウハウを市販品にフィードバックしており、カーボンやチタンなど高品質素材を使用し、まさに「レース直系」のマフラー。軽量かつ高剛性、そして美しいTIG溶接による耐久性の高さなど、所有欲を満たすラインナップとなっております。

SC-Project TMAX Euro5+

TMAX 560 '25 SC1-Rフルエキゾースト(チタン)

一方、マフラーのカスタムを考えるうえで無視できないのが、排出ガス規制ではないでしょうか。排出ガス規制は年を追うごとに厳しくなっており、規制が更新されるたびに、取り付けようとしているマフラーが「自分のオートバイに適合しているか?」「車検に通るのか?」といった点が気になるものです。

SC-Project ECR デバイス

今回のブログでは、最新の規制となるユーロ5+ (Euro5+) に伴うマフラー交換の課題、そしてその対策となるSC-ProjectのECR(Electronic Catalytic Remover)デバイスをご紹介いたします。

■ 排出ガス規制、ユーロ5+ (Euro5+) とは?

ユーロ5+規制は、排出ガスに含まれる有害物質の低減をさらに徹底するために導入された最新の規制です。

従来のユーロ5規制では、窒素酸化物(NOx)、一酸化炭素(CO)、炭化水素(HC)などの有害成分を大幅に減らすことが求められていたため、メーカー各社はエキゾーストパイプやサイレンサーに触媒(キャタライザー)の装備をすすめてきました。

ユーロ5+ではこれに加え、車載自己診断システム(OBD2)による触媒劣化の監視が義務化されました。つまり、触媒が装備されているだけではなく、それが継続的に正常に機能しているかまでチェックされることになったのです。

監視の仕組みを簡単にご説明すると:

  • 触媒の前と後ろに配置された ラムダプローブセンサー が排出ガスを測定
  • ECU(エンジンコントロールユニット)が両センサーからのフィードバック情報を比較
  • 浄化性能が低下していると判定すれば、エンジンチェックランプが点灯し、エラーを記録
XSR900GP 触媒、ラムダプローブセンサー

上の画像は、車体から取り外した状態のXSR900GP ('25年式) のマフラーです。触媒前後に配置されたラムダプローブセンサーからのフィードバックにより、触媒の機能が正常か否かをECUが判定しているのです。

■ マフラー交換で生じる問題とSC-Project製 ECRデバイス

触媒を取り外すタイプのマフラーに交換すると、必然的に触媒の機能そのものが失われます。

SC-Project S1 XSR900GP

XSR900GP '25 S1フルエキゾースト

その結果、ECUが「触媒が劣化している」と判定し、エラーを検出。エンジンチェックランプが点灯します。

そして、エラーが発生した状況では、エンジンの制御に支障をきたす恐れもあるため、無視できない課題となっています。

そこで登場するのが、SC-Projectが開発した ECR(Electronic Catalytic Remover)デバイス

SC-Project ECRデバイス

このECRデバイスは、車両のOBD2コネクターに接続するだけで、触媒が取り外された際に発生するエラーを自動的に管理。エンジンの電子制御を安定させます。

【ECRデバイスの主な特長】

  • エラー回避:不要なエンジンチェックランプの点灯を防ぎ、エンジン制御を安定化
  • 高い互換性:国際共通規格となるOBD2に対応
  • 簡単接続:OBD2コネクターに差し込むだけで使用可能

OBD2コネクターは多くの車種でシート下やバッテリー付近に配置されています。

例えば、XSR900GP ('25年式) はシート下に。赤いコネクターが目印です。

XSR900GP OBD2コネクター
XSR900GP OBD2コネクター

TMAX560 ('25年式) は、バッテリーの右脇に。

TMAX560 OBD2コネクター
TMAX560 OBD2コネクター

OBD2のコネクターは本来ダイアグテスター(診断テスター)を接続するためのものですので、比較的アクセスのよい箇所に設置されており、ECRデバイスを簡単に接続することができます。

■ ユーロ5+ (Euro5+) モデルのマフラー交換にはECRデバイスがおすすめ

マフラー交換はオートバイカスタムの醍醐味であり、走行性能・外観・サウンドを一新できる魅力的なメニューです。しかし、ユーロ5+規制の導入により、単にマフラーを交換するだけではECUエラーが発生するリスクが避けられなくなりました。

SC-Project MT-07 CR-T ユーロ5+

MT-07 '25 CR-Tフルエキゾースト

SC-Project ECRデバイスは、こうした現代の課題に対応するために誕生したソリューションです。

ユーロ5+対応車両で、特にフルエキゾーストタイプのマフラー交換を検討しているお客様にとって、ECRデバイスはもはや必須アイテムといえるでしょう。

そして、ECRデバイスはOBD2規格に基づき、純正触媒を取り外した際のエラーを防ぐものですので、 SC-Projectのマフラーに限定せず 、幅広く社外マフラーへの交換時にご利用いただけるのも特徴です。

SC-Project  SC1-S STREET TRIPLE 765 R / RS '25 EURO 5+

STREET TRIPLE 765 R / RS '25 SC1-Sフルエキゾースト

世界選手権の現場で培った技術を、お客様にお届けするSC-Project。マフラー交換を安心して楽しむために、ぜひ ECRデバイスをご活用ください。

(触媒を取り外した状態で一般公道を走行することはできませんので、ご注意ください。)


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