sprint filter blog

Sprint Filterの取扱いを開始いたしました!

数ある高性能エアフィルターの中で、独自のハイテクノロジーを注ぎ込んだSprint Filter。満を持してiMotorcycle Japanが取扱いを開始いたしました!Sprint Filterの凄さとは⁈その特徴と魅力を余すところなくご紹介させていただきます!

Sprint Filter(スプリントフィルター)取扱い開始!

皆様こんにちはiMotorcycle Japanです。

弊社では一貫して、イタリアならではのデザイン製の高い、しかも高品質なカスタマイズパーツをご提案して参りましたが、この度新たに二輪向け高性能エアフィルターであるイタリア生まれのSprint Filter(スプリントフィルター)の正規取扱いを開始いたしました。

MotoGPに参戦するPramac Racing(Ducati)、Aprilia Racing、Repsol Honda TeamやWSBKのBarni Racing Teamといった有力チームをはじめとする多くのレーシングチームに採用され、また、DucatiやAprilia、MV AgustaといったストリートバイクにおけるOEM、及びハイパフォーマンスフィルターとして採用されているほど、信頼性の高い高性能なエアフィルターがSprint Filterです!

エアフィルターの役割とは?

エンジンを効率的に動かすための三要素は「良い混合気(霧状の燃料+空気)」「良い圧縮」「良い火花」と良く言われますが、エアフィルター(エアクリーナーエレメント)はその内の「良い混合気」を生み出すために非常に重要なパーツ。

「良い混合気」を生み出すためには良質な空気が必要不可欠ですが、クリーンでしかも十分な量の空気を供給するということは二律背反な課題でもあります。濾過性能を上げれば透過性能が落ち、透過性能を上げれば濾過性能が落ちる…エアクリーナーにはそのような難題が課せられています。

また、オートバイのメンテナンスにおいて、スパークプラグ(=良い火花)と並んで、エアフィルターの定期交換が推奨されるのは、エンジンのパフォーマンスを発揮・維持するのに大きな影響を及ぼすからに他なりません。

さらにレース向けのエンジンにおいては、異物がエンジン内部に入り込まないようにするのはもちろんのこと、より大容量で密度の高い空気を供給できることがエンジンの高出力化に重要な要素となっています。

日常使いからレースでの使用に至るまで、あらゆる使用条件、使用環境下でエンジンの真価を発揮できるようにと研究を重ね、二律背反な根本課題に独自のテクノロジーで克服したのが今回紹介させていただくSprint Filterなのです。

Sprint Filterの特徴

前述のようにエンジンパフォーマンスに重要な役割をもつエアフィルターですので、標準的なペーパータイプのノーマルエアフィルターより工夫を凝らした高性能な製品を様々なメーカーがリリースしています。

そして、その多くはコットン(ガーゼ)を数層に重ねたフィルターやスポンジ状のフィルターに専用のオイルを染み込ませたもので、吸気容量の大きさや異物の濾過性能の向上を謳っています。

クリーンな空気を効率よくエンジンに供給するという目的はSprint Filterも、その他多くの高性能エアフィルターと一緒です。しかし、Sprint Filterは一般的な高性能エアフィルターとは一線を画した大変優れた製品であることを皆様に是非知っていただきたいと思います!

・素材(シンプルな構造でありながら抜群の濾過、透過性能!)

コットン生地を数層重ね、生地に塗布されたフィルターオイルで汚れを吸着させるのが殆どの高性能エアフィルターの定番構造ですが、Sprint Filterは一枚の特別なポリエステル生地からなるシンプルな構造をしています。

オンロード向けのSprint Filterは髪の毛よりも微細な繊維からなる極薄の生地でできており、フィルターを通して向こう側が透けて見えるほどです。 

始めて触ったときには今までのエアフィルターの概念が覆される衝撃的な薄さでした。そして、試しにマスクのように口にフィットさせて息をしてもスムーズに呼吸できるレベルの通気性。この精密でミクロン(1ミクロン=1/1000㎜)単位の穴が均一に開いた一枚のポリエステルシートが空気中の異物を確実にブロックしながら、必要とする空気をインテーク側に供給できるのです。

また、コットン生地を素材としたエアフィルターは生地を数層積み重ねているため、自ずと吸気には抵抗となりますし、何よりコットンの網目は均一ではないので、一部分では通気しやすいが、一部分ではしづらいといった通気ムラが生じます。結果、表示濾過性能以上の大きさの異物を実は通してしまったり、透過した空気には乱流が発生しがちになります(↓)

対するSprint Filterの生地は繊維間の網目がきめ細かく均一であることが大きな特徴です。この構造により、空気中の異物を確実に濾しとり、整流されたクリーンな空気を生成、その結果、良質な混合気の発生を実現できるのです(↓)。

余談ですが、Sprint FilterがMotoGPの某レーシングチームへ初めて製品のサンプルを送った際には、フィルターのあまりの薄さにその存在に気付かれなかったという逸話も残っているとか…。それほどに薄い生地でできたエアフィルターなのです。

しかも、これほどに薄い生地にも関わらず、強度が非常に高いのもSprint Filterのアピールポイントです。

試しに引っ張ってみたところ、破けそうな気配は皆無。

一方、オフロード向けのSprint Filterはポリエステル不織布素材から作られ、こちらも一枚のみの均一な構造を持つエアフィルターです。オンロード向けと同様にフィルター全面がミクロン単位の均一な網目構造を有し、この網目によって異物をブロックしながら、十分な空気を供給できるように設計されています。

因みにコットンフィルターは汚れが付着してからより濾過性能が良くなるものの、逆に透過性能は落ちるという欠点が指摘されますが、Sprint Filterは均一な構造=精度の高さ故、持続的な濾過・透過性能を維持することができます。

均一な空気を安定して供給できることは、良い燃焼状態が維持されやすいことを意味しますが、実際に、燃焼後の排気ガスの状態(酸素濃度)を測るラムダプローブセンサーの数値はブレにくくなるようで、Sprint Filterがエンジンのパフォーマンスに大きく寄与している一例となっています。

・メンテナンスフリー(専用クリーナ、専用オイルも不要!)

Sprint Filterはいわゆる手間のかかるメンテナンスが一切不要なエアフィルターで、表面にダストが付着したらブロワーで吹き飛ばすだけ。高性能エアフィルターでは必須のメンテナンスである、専用クリーナを使用した洗浄、専用オイルの塗布、オイルを十分馴染ませて漸くバイクに装着…といったコストと工数のかかるメンテナンスは一切不要です。

また、フィルター表面にオイルを塗布するということは吸気に微量ながら油分が含まれてしまうことを意味し、混合気の一部として燃焼室へ供給されてしまうこととなります。「良い混合気」をエンジンに供給することが良いエンジンのパフォーマンスに直結すると考えれば、余計な油分がないほうが良いのは言うまでもありません。

フィルター表面に付着した汚れが多少頑固なものであっても、市販のパーツクリーナーなどお手軽に入手できるケミカルで洗浄ができるほど、お手軽なメンテナンスが許容されるのはうれしいポイントです。

・ロングライフ(定期交換不要!)

Sprint Filterは極薄な生地にも関わらず、強度・耐久性に優れ、ひと度交換すれば、そのオートバイの寿命を全うするまで使用し続けることができます。

・ウォータレジスタントモデル(防水仕様)もラインナップ!

Sprint Filterのエアフィルターは防水(※P08、T14を除く)を実現しております。実際にフィルター表面に水を付着させたのが下の画像ですが…、 

実際目の当たりにすると「おー!」と感動してしまうほどの防水力♪ 

透過性能と濾過性能を最大限両立しつつ、さらに水分もブロック!特に大雨など、エアフィルターへの要求水準が高い環境下での走行を想定、開発されたものではありますが、空気中に含まれる目に見えない水分もブロックしてくれると考えると湿気の多い時期の日常使いにおいても効果を発揮することでしょう。水分はエンジンの調子にとって大敵ですので、混合気からできる限り除去したいものです。

Sprint Filterのラインナップ

それでは、具体的にSprint Filterのラインナップをご紹介していきたいと思います。製品のラインナップはロード・サーキット走行向けのP08、P037、P08F1-85とオフロード向けのT12、T14がございます。

【オンロード向け】

  • P08                      ストリート向け
  • P037                    防水仕様
  • P08F1-85             レース・サーキット走行向け&防水仕様

【オフロード向け】

  • T12                      防水タイプ
  • T14                      レース・スポーツ走行向け

・P08 (ストリート向け)

P08のフィルターはオレンジ色のポリエステル製フィルター生地をスチールの網でサンドイッチした構造です。このエアフィルターは80ミクロンの粒子をブロックしながら、毎秒5050Ⅼ/㎡のエアの流量を確保する優れもの。

グラフの通り、一般的なコットンの高性能エアフィルターよりも多くの空気を供給しながらも確実に空気中のダストを効果的にブロックし燃焼室への異物の流入を各自に阻止し、エンジンを守ってくれます。ストリートでの使用に最適なエアフィルターと言えるでしょう。

・P037(防水仕様)

P037は白いポリエステル生地を特殊な織り方で仕上げ、世界で唯一の防水性能を有した製品です。

37ミクロンの粒子をブロックしながらも、P08と遜色のないレベルの毎秒4500L/㎡の流量を実現しています。特に雨天や砂塵の中など厳しい環境下で実力を発揮します。

・P08F1-85(レース向け&防水仕様)

主にレース向けの位置づけとなるP08F1-85。オンロード向けのラインナップのなかでも渾身の技術が投入され、最高の透過性能(毎秒15000L/㎡超)と濾過性能(85ミクロン)を両立した性能を誇る製品です。さらに水分もシャットアウトする防水仕様!

実際のレース活動を通して開発されているP08F1-85ですが、世界最高峰の2輪レースであるMotoGPではPramac Racing(Ducati)、Aprilia Racing、Repsol Honda Team、WSBKのBarni Racing Teamなど多くのチームで実装されており、その性能は実証済み。

レース向けと言うと限定された用途だけ?と思われそうですが、エアの流量の増加に伴う補正(ECUのリマップ)は必要とせず、ストリートでの日常的な用途にも対応できる優れモノです。スポーツバイクのエンジンパフォーマンスをより向上させたい!といったお客様のご要望にもお答えできる製品です。


 続いて、オンロードより環境条件が厳しいオフロードにおける使用に最適化されたSprin FilterがT12、T14の2タイプ。両者ともに特殊なポリエステル不織布を使用し、埃っぽい環境下になりがちなオフロード走行において、十分なエアの流量の確保と確実な異物のブロックをバランスよく両立しています。

・T12(防水仕様)

製品名の一部となっている通り、12ミクロンの粒子をブロックする濾過性能と毎秒560L/㎡の流量を謳った乾式フィルターです。しかしながら、更なる精密性能検査を行ったところ、実は7ミクロンの粒子でさえブロックする能力があったことが判明している、大変優秀なエアフィルターです。

T12はオンロード向けと同様にエアブローでフィルター表面に付着したダストを吹き飛ばすだけの実質的にメンテナンスのいらないエアフィルター。防塵、防水性能に優れ、街中からエンデューロ・モトクロス・砂漠走行等、幅広くご利用いただけるモデルです。

・T14(オフロードレース向け)

T14エアフィルターはT12よりオフロードレース、日常的なスポーツ走行での使用を意識した設計です。14ミクロンの粒子濾過性能と毎秒1800L/㎡のエア流量を確保し、こちらも全てのSprint Filter同様、オイル塗布が不要な乾式仕様、汚れたらエアブローで清掃するだけでOK!

Sprint Filterの性能へのこだわり

高性能でありながらも、日常的に扱いやすく、長寿命なSprint Filter。たゆまぬ研究開発で培われたテクノロジーが余すところなく注入された大変に優れたエアフィルターです。

そして、Sprint Filterは、自社での研究開発に留まらず、開発した製品について、第三者機関に性能試験を依頼し、客観的・科学的にその性能を確認するほどのこだわりを持っています。

こういう、良い製品を生み出そうとする真摯な姿勢はとても信頼の置けるところではないでしょうか。

iMotorcycle Japanでは、Sprint Filterの良さを多くのお客様に体感していただくべく、車種別に各ラインナップをご用意しております。

お客様のオートバイにも是非、お試しいただければと思います♪




コメントを残す

コメントは表示される前に承認される必要があります。