好評販売中のSprint FilterをMV Agusta Turismo Veloceへ取り付けてみましたのでご紹介!圧倒的な吸気量と濾過性能を実現し、かつメンテナンスも容易でロングライフなSprint FilterでMV Agustaの3気筒エンジンのパフォーマンスアップを目指しましょう!
Sprint Filter × MV Agusta Turismo Veloce 800
皆様こんにちは、iMotorcycle Japanです。
いままで様々な車両にSprint Filterを取り付けてきましたが、今回は「走る宝石」とも称されるMV Agusta(MVアグスタ)編です♪
独創的で美しいMV Agustaのラインナップの中から 今回はTurismo Veloce 800(ツーリズモ・ヴェローチェ)にSprint Filterを装着した様子をレポートいたします!

F3やF4といったレーシーなイメージが強いMV Agustaのラインナップにあって、Turismo Veloce 800はツーリング志向のモデルとして位置づけられています。しかし、「レースのDNAが刻まれたツアラーバイク」を標榜するこのマシンは、MV Agustaの血統を確かに受け継ぐ、生粋のスポーツバイクとしての一面も併せ持っています。

高性能エアフィルターSprint Filterを装着することで、ツアラーでありながらもスポーティーなTurismo Veloce 800の核となるエンジン性能の向上を目指してみることにしましょう♪
Sprint Filterの優位性
MotoGPやWSBKなど世界的なレースシーンで大変メジャーなエアフィルターであるSprint Filter。実に多くのチームが採用しており、その高い吸気性能や異物の濾過性能が信頼されています。

Sprint Filterの優れた点は
・極細のポリエステル繊維を素材に採用しており、非常に高い通気性を確保
・均一に編み込まれた素材により流入空気量を一定に保ち、安定したパフォーマンスを発揮
・乾式フィルターのためフィルターオイルの塗布は不要
・エアブローするだけの簡単メンテナンス。繰り返し使用することができるため、ロングライフ
・防水性能を備えたモデルもラインナップ

高性能を謳う、一般的なコットン製のリプレイスメントエアフィルターはその性質上、網目の大小にムラがあるため、ブロックできるダストや異物のサイズを一定にできず、吸気の流れを均一に保つことも苦手です。またフィルターオイルを塗布することで、汚れをフィルターオイルで吸着させる構造ですので、微量ながら油分までもが混合気に混じってしまうという負の側面も生じてしまいます。
そのようなコットン製エアフィルターのデメリットも解消できる、おすすめのエアフィルターがSprint Filterなのです。
また、DucatiやAprilia、本ブログでご紹介しているMV Agustaといったイタリアのオートバイメーカーでは純正装着、もしくは純正ハイパフォーマンスバージョンとしてラインナップされる程、信頼性の高いエアフィルターでもあります。
Turismo Veloce 800用のSprint Filterは全4種類!
今回取り付けたP08タイプはSprint Filterの中で、吸気性能・濾過性能をバランスさせたストリート向けのモデル。そして、Turismo Veloce 800のスポーツエアフィルターとして純正オプションに位置づけられているモデルでもあります♪

フィルター自体にはポリエステル繊維を素材に採用しており、高い通気性を確保。ポリエステル繊維は均一に編み込まれることによってムラなく一定な吸気を実現、エンジンパフォーマンスを発揮させてくれます。
80ミクロンの粒子を濾過しつつ、5,050リットル/平方メートル秒という優れた吸入量を実現し、公道走行に適したバランスの取れたスペックとなっています。
レース派、サーキットで使用する方に最適なのがP08F1-85タイプ。

「ツアラーであるTurismo Veloce 800に?」と意外に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、スーパースポーツ直系の3気筒800ccエンジンのパフォーマンスを最大限感じてみたい!という方におすすめしたいSprint Filterです。
P08タイプ同様に、ポリエステル繊維を素材に採用しており、15,000リットル/平方メートル秒以上という非常に優れた吸気量を誇ります。本タイプのフィルターは実際にMotoGPやWSBKなど世界選手権のマシンにも採用され、高い性能、信頼性を証明しています。また、防水性も備えており、レインコンディションにおいても安定したパフォーマンスを発揮します。
P14タイプは、ホコリの多い道路での日常使用や耐久走行といった厳しい条件下における使用を想定したモデルです。

ポリエステル不織布を素材に採用、14ミクロンの粒子を濾過することができる優れたエンジン保護性能と、1,800リットル/平方メートル秒という吸気量を実現しています。かなり微細な粉塵まで濾過することができ、悪天候等の過酷な環境にも対応する設計となっています。
T12タイプもP14タイプ同様にポリエステル不織布を素材に採用しており、粉塵の舞う中疾走するような状況、過酷な気候でも安定したパフォーマンスを維持します。

T12タイプは防水性能も備え、タフな環境下、砂漠での競技や山岳などの自然環境でテストされており、極端な気象条件下でも7ミクロンの大きさの異物濾過性能を発揮します。
Turismo Veloce 800への取り付け手順
Turismo Veloce 800のエアフィルターボックスへのアクセスは比較的容易です。
右フロントボディーカウル( ↓ 画像中央のグレーのカウル)、それと重なり合うラジエターサイドのカウルを取り外すとエアフィルターボックスカバー(吸気ダクト)にアクセスできます。エアフィルターボックスカバーを取り外すとノーマルのエアフィルターを抜き取ることができる構造となっています。

まずは右フロントボディーカウルの取り外しです。

右フロントボディーカウル上側の3か所、前側1か所のヘキサゴンスクリュー計4本を取り外し、カウルを取り外します。

前側1か所のスクリューはオートバイのフロント側から覗き込むと見える位置にあります(↑)。

右フロントボディーカウルは上部(ガソリンタンク脇)、下部(ラジエターサイドのカウル)に突起&グロメットで篏合されていますので、外側に慎重に引っ張り、車体から分離します。

内側には電子モジュールが設置されていますので、カプラーをリリースします。
次にラジエターサイドのカウルの取り外しです(↓)。4か所のスクリューを取り外すと、奥に見えるエアフィルターボックスのカバーにアクセスできるようになります。

エアフィルターボックスカバーは吸気ダクトを兼ねており、ヘキサゴンスクリュー3か所(↓)で固定されています。画像では2か所のみ見えていますが、ダクトの裏側にもう1か所隠れています。

ダクトはゴム製ですので、少しめくると前側1か所のスクリューに工具をあてがうことができます。

エアフィルターボックスカバーを取り外したら、ノーマルエアフィルターを抜き取ります。

抜き取ったノーマルのエアフィルター。27000km走行後ですので、フィルター表面が黒ずんで汚れが付着していますね。

下の画像内のオレンジ色をした方がSprint Filter P08タイプです。

エアフィルターボックス内に差し込むと交換が完了。車種専用品ですのでフィッティングは全く問題ありません!

Sprint Filterをセットしたら、あとは元通りに組み付ければ交換完了です。
今までSprint Filterを装着させていただいた様々な車両と同様、Turismo Veloce 800もエンジンの調子に全く問題を生じることなく、オーナー様からも快調に走行できていますとのご感想をいただきました!!
F3、Super Veloce、Brutale、Dragsterにも対応!
今回は初のイタリアンバイクへの取り付けを試みました!
ハイエンドなブランドであるMV Agustaですので、少々敷居の高いイメージがありますが、本ブログでご紹介した手順がご参考になれば幸いです♪

Turismo Veloce 800用のSprint Filterは、同系のエンジンを積んだF3 675 / 800、Super Veloce 800、BRUTALE 675 / 800、DRAGSTER800等にも対応しております(取り付け手順は各機種毎に異なりますのでご留意ください)。
メーカー純正のハイパフォーマンスエアフィルターとしても採用されているSprint Filterで、皆様のMV Agustaも、エンジンパフォーマンスアップを目指してみては如何でしょうか?
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