CBR600RR (21-26年式) のエンジンの潜在性能を引き出すSC-Project「SC-RR」スリップオンサイレンサー。本ブログでは、センターアップマフラーならではの交換手順を徹底解説! 前回取り付けたSprint Filterとの組み合わせにより、CBR600RRのポテンシャルを解放していきます !!
■ SC-Project&Sprint FilterでCBR600RRが真価を発揮!
皆様こんにちは、iMotorcycle Japanです。

前回のブログでは21年式CBR600RRへの高効率エアフィルター「Sprint Filter」の取り付け手順をご紹介しましたが、今回はその「吸気」に見合うように「排気」を「SC-Project」でアップデートし、マシンのポテンシャルをさらに解放していきます。

■ MotoGP直系エキゾースト SC-Projectの魅力
SC-Projectといえば、MotoGPの「RS-GP (Aprilia Racing)」をはじめ、世界最高峰のレースシーンを支えるエキゾーストブランド。重低音の効いたレーシングサウンドはもちろん、レース直系の本物のパフォーマンスが多くのユーザー様からご支持をいただいています。
- 圧倒的な軽量化:チタンやカーボン素材を惜しみなく採用し、運動性能を向上
- ハイパワー:最適化された排気効率が、力強さとトップパワーを底上げ
- 耐久性:TIG溶接を採用し、美しさのみならず、高い耐久性を実現
21-26年式対応のCBR600RR用「SC-RR」スリップオンサイレンサーには、「車検対応(ユーロ5+)」と「レース専用」の2モデルがラインナップされています (サイレンサー素材はカーボン・チタンの2種類) 。

▶ SC-RR (車検対応 / ユーロ5+ 対応 / 純正キャタライザー対応)

▶ SC-RR (フルチタンリンクパイプ / レース専用 / 消音バッフル付属 / 純正キャタライザー対応)

今回は、「リンクパイプ用カーボンプロテクションカバー」が標準装備となった最新仕様の装着手順をご紹介します。
■ SC-Project「SC-RR」スリップオンをCBR600RRへ装着!
CBR600RRはセンターアップという特徴的なエキゾーストレイアウトを採用しています。したがって、いわゆる一般的なスリップオンサイレンサーの装着より工程が多くなりますので、今回、徹底解説させていただきます!
今回装着するのは、レース・サーキット専用モデルとなる「SC-RR」のカーボンタイプ。

カーボンエンドキャップの両サイドに「SC-Project」のエンブレムが配され、センターアップという、ともすれば隠れがちなレイアウトにおいても、レーシーさをアピールします。
また、エンドキャップは艶あり、サイレンサーボディーはマットな質感のカーボンを使い分け、コントラストが特徴的なデザイン。
レース向けのSC-RRは、リンクパイプにチタン素材を採用(公道向けモデルはステンレス製)。軽量化と強度を追求しています。

そしてこの度、新たに標準装備された、リンクパイプ用カーボンプロテクションカバー。

純正の樹脂のカバーからカーボンカバーに交換することで、大幅に質感がアップします。
【使用工具】
- L字ヘキサゴンレンチセット
- ボックスレンチ (8mm, 10mm, 12mm)
- プラスドライバー (No.2) / マイナスドライバー (小)
- 内張り外し
- 養生用ウエス
- スプリングフック
【作業の流れ】
- テールカウル、リアフェンダーの取り外し
- 右タンデムステップ / 右フロントステップ周りの取り外し
- 純正サイレンサーとヒートガードの取り外し
- SC-Project SC-RRの取り付け
● テールカウル・リアフェンダーの取り外し
タンデムシート、ライダーシートを外します。

テールカウルを車体から外すため、ボルト4本を外し、

テールカウル - サイドカウルつなぎ目の爪を外します。

テールカウルは左右一体構造のため、無理なく左右に開きながら、斜め後方に抜き取ります。

次にリアフェンダーを外します。あらかじめ左右リアウィンカーのコネクター (水色・オレンジ色) とライセンスライト(白) のコネクターをリリースしておきます。

リアフェンダーを固定している左右両サイド4本のボルトを外し、

リアフェンダーを開きながら後方へ外します。

● 右タンデムステップ / 右フロントステップ周りの取り外し
リンクパイプ脇の樹脂カバーを外します。

右タンデムステップ及び、その内側のリアブレーキフルードタンクの固定ボルトを外します。

右フロントステップ周りを外します。

フレームマウント部2カ所とヒートガード部1カ所のボルト、O2センサー配線クランプを外した後、右フロントステップを丸ごと、脇に保持しておきます。(※周辺のフレームやカウルを傷つけないようにウエスで養生しておきます)
● 純正サイレンサーとヒートガードの取り外し
リンクパイプ脇の金属製のヒートガードを外します。

金属製のヒートガードを外すとリンクパイプ - エキゾーストパイプの接続部が見えますので、クランプボルトを緩めます。

サイレンサーはフレームに3点でボルト止めされていますので、全て外します。

純正サイレンサー・純正リンクパイプはワンピース構造です。あらかじめ緩めておいたエキゾーストパイプとのジョイント部を回転させるかたちで車体外側に抜き取ります。


純正サイレンサーを外したのち、その上部を覆うかたちで装着されている金属製のヒートガードも外します (右タンデムステップ裏とテールライト前側の2カ所でボルト止めされています) 。

● SC-Project SC-RRの取り付け
SC-Projectはリンクパイプとサイレンサーが別体構造となっておりますので、リンクパイプから順番に取り付けていきます。同梱されるガスケットをジョイント部に挿入した上、エキゾーストパイプに差し込み、仮付けします (クランプは純正を再使用します) 。

その後、サイレンサーをリンクパイプに差し込み、純正ボルトで3か所フレームに仮付けし、同梱のスプリングでサイレンサーとリンクパイプを結合します。

無理な力がかからないよう全体のバランスを取りながら、ボルトを本締めしていきます。
なお、SC-Projectのリンクパイプには一か所凹みがありますが、純正の金属製ヒートガードを取り付ける際、両者の干渉を防ぐため、あえて設けているものです。

従来モデルのSC-RRでは、純正の金属製のヒートガードとそれに重なる樹脂のカバーを取り付ける必要がありましたが、新モデルではこれらの代わりに同梱されるカーボンプロテクションカバーを取り付けるよう変更されています。
【リニューアルポイント!】
新モデルで標準装備となったカーボンプロテクションカバーを組み付けたのが下の画像です。よりレーシーさが増し、質感も大幅アップしています。

フロントステップ&タンデムステップ → リアフェンダー → テールカウル…と分解したのと逆の手順で組み上げ、完成です。
(※ 今回用いた車両は21年式のCBR600RRです。2024年以降のエキゾーストはマイナーチェンジしており、交換手順が多少異なる可能性がありますので、ご了承ください。)
■ 純正ナンバープレートホルダー用カーボンプロテクションカバー (オプション)
今回はさらに質感を高めるため、オプションの「純正ナンバープレートホルダー用カーボンプロテクションカバー」も装着してみました (公道向けモデルのSC-RRには標準装備) 。

純正の樹脂カバーが固定されていた穴に、同梱されているウェルナットを差し込み、カラー&ボルトで固定するのみ。簡単に交換できる設計となっています。


純正の樹脂製からリアルカーボンへ。サイレンサーとの統一感が生まれ、リアビューが大幅に洗練されます。
■ SC-Projectが進化させるCBR600RR!
「SC-Project」と「Sprint Filter」。吸気と排気の双方が最適化されたCBR600RRは、まさにレーシングマシンを彷彿とさせる完成形へと進化しました。

SC-RRはセンターアップレイアウトに合わせて開発されたというだけあって、製品の細部にレース由来の「妥協なきモノづくり」の意志とイタリアのデザインセンスを感じさせます。

レーシーに変貌したその姿は、眺めているだけでも気分を高揚させてくれます。そして、一たびエンジンを始動すれば、すぐにでも走り出し、そのパフォーマンスを体感したいという衝動にかられることでしょう。

CBR600RRのアイデンティティーであるセンターアップスタイルを崩さず、その秘めたポテンシャルを最大限に引き出すSC-Project「SC-RR」。オーナー様の「走りへの情熱」を呼び起こす、大変おすすめのエキゾーストです。
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